木曜日

躁うつ病薬 リーマス

躁うつ病薬であるリーマスは、主に躁うつ病の躁状態に対して効果のある薬剤です。うつ病相にも効果があるかどうかはまだ明らかになっていないようです。

リーマスなどの躁うつ病薬の副作用としては、服用を始めた時の手の震えや、下痢、口が渇くなどの症状がありますが、ほとんど一時的なものと考えてよいようです。

長期に躁うつ病薬を服用すると、副作用として甲状腺機能や腎機能が低下してしまうようです。

あまり長期で服用はしない方がいいのかもしれませんが、躁うつ病は再発する可能性もあるので、しっかりと治療を行う上ではあるていど長期に服用する必要があると思われます。

わりと軽めの躁状態の場合は、リーマスを200mgを3錠、日に3回服用することが多いようです。血中濃度も重要になってくるようなので、服用する前に測定する必要があります。

月曜日

抗不安薬 レキソタン

レキソタンはベンゾジアゼピン系と呼ばれる抗不安薬です。抗不安作用や抗けいれん作用が強いのが特徴です。

うつ病にも適応され、他にも神経症、心身症もメインに使用されます。

特に神経症においては、不安や緊張が強い場合に対して有効的です。

レキソタンの副作用はベンゾジアゼピン系抗不安薬なので、比較的副作用が少ない薬です。ですが眠気が強くなったり、集中力が下がってしまいますので、車の運転はしない方がいいです。ちなみに高齢者の場合は眠気というよりはふらついたり、めまいが起きやすいので特に注意が必要です。

<処方例>
神経症やうつ病の場合は、1日に6mgから15mgを1日に2回から3回に分けて服用します。

水曜日

うつ病の認知行動療法とは

最近はクリニックなどのデイケアでうつ病治療のための、認知行動療法という治療法がよく行われています。

認知とはその人の思考パターンのことで、うつ病の方は物事をどうしてもマイナスにとらえてしまったり、真面目に捉えすぎてしまう傾向があるようです。

そいういったうつ病に陥りやすい認知、あるいは思考パターンを少しずつ変化させていく方法が認知行動療法というものです。

たいていは心理療法士などのスタッフと、ある程度の集団で行います。

いきなり認知行動療法を行ったからといって、その人の思考パターンが変わってうつ病から回復するわけではないですが、少しずつプラスの発想に転換できるようになるケースもあります。

それに伴って抗うつ薬などの薬物療法も併用して行って行きます。

どちらかというとすでにある程度うつ病が回復されている方が対象で、うつ病のまだ思い方は薬と休養が第一になります。

月曜日

抗不安薬 デパス

抗不安薬のエチゾラムの一種デパスは、神経症並びにうつ病にも適応できる薬です。

デパスは脳内のGABA神経系の作用を強くする働きがあり、それによって不安感や緊張感、抑うつ状態に効果をもたらします。

うつ病の中でも特に不安や緊張がある場合は、デパスを3錠を朝、昼、夕に服用するのが一般的です。

しっかりと服用を継続していれば、副作用もあまりなく安全な薬ですが、急な服用の中止をすると暑くもないのに発汗してしまったり、不安や焦燥感が強くしてしまったりしますので、自分の判断で服薬を中断することは危険です。

副作用としては眠気やふらつきがあり、そのような場合は医師に相談して薬の量を調節してもらうといいかと思います。

日曜日

うつ病の薬は抗うつ薬だけではありません

うつ病の治療で必要なのは、もちろん抗うつ薬を継続して服用するのも大事ですがそれだけではありません。

最近だとクリニックのデイケアなので行っている認知行動療法や精神療法、家族療法など多岐にわたっています。

ただネットなどにはおびただしいほどのうつ病に関することが書いてあるので、どれを信じて良いものかわかりにくいと思います。

一般的には医療機関行っているもについてはしっかりとうつ病について研究して行っているので、だいたいは信頼がおけるとは思います。

ちなみに認知行動療法とは、うつ病になりやすいとされるマイナス的な思考をプラスに変える思考パターンを身につける療法です。

また精神療法はとにかく患者さんの話を聞くことに重点をおいて、話をするだけでも治療的効果があるというものです。

確かにうつ病薬もだいじですが、これらの最新の療法も併用して行うことが必要になってきていると思います。

土曜日

抗不安薬 バランス

クロルジアゼポキシトという薬剤の一種がバランスという抗不安薬です。主に神経症に用いられますが、うつ病でも適応されます。

バランスの特徴的な作用としては、脳内のGABA受容体に働きかけてノルアドレナリンやドーパミン抑制して不安感や緊張感を取り除く抗不安作用があります。

うつ病の場合は特に不安や焦燥感が強い場合に適応されることが多いとおも合われます。

バランスは比較的低力価の薬なので、あまり重い副作用はないようです。

ただアルコールと一緒に服用すると薬の効果が出すぎてしまうので、アルコールは控えなければなりませんし、急激ではないですが眠気も出るので、危険が伴う作業は控えた方がいいでしょう。

<処方例>
成人の場合、15mg~60mgを2回から3回に分けて服用します。1日に100mgまで増やすことができますが、高齢者の場合は60mgくらいが限度です。