火曜日

トリプタノール

トリプタノールは三環系抗うつ薬の一種です。うつ病の原因と考えられている一つに、脳内のモノアミンが不足することが挙げられますが、トリプタノールはモノアミンを増やして、うつ病の気分を軽減する役割があります。

トリプタノールの特徴としては、うつ病の薬の中では鎮静効果がよくて、うつ病にかかっている方でもとりわけ睡眠がうまくとれなかったり、焦燥感が強いうつ病の方に合っている抗うつ薬だといえます。

最初は少量で服用していき、最大で1日に150mgまで服用することが可能です。

効果が出るまでには2週間ぐらいかかるといわれています。比較的効果がゆっくりであるといえます。

<副作用>
副作用としては、うつ病薬ではよく見られる、抗コリン作用と呼ばれる便秘、口の渇き、目の調節機能の障害等が出現するときがあります。
抗コリン作用の副作用が出た場合はすぐに医師に相談した方がいいです。

<処方例>
・うつ病の初期段階のケース
 トリプタノール(25mg) 夕食後と就寝前に2錠づつ

・や尿症のケース
 トリプタノール(25mg) 就寝前に1錠