アモキサンは三環系抗うつ薬の一種ですが、とりわけ第二世代の抗うつ薬として比較的新しいものです。
では、以前の第一世代の抗うつ薬とどう違うかというと、口が渇いたり、便秘になったりといった抗コリン作用と呼ばれる抗うつ薬の副作用が少ないというのが違いの一つとして挙げられます。
他の抗うつ薬にはないアモキサンの特徴としては、脳内物質であるモノアミンの増加だけではなく、ドーパミンと呼ばれる物質にも作用するという点です。
アモキサンはドーパミンの量を抑えるので、うつ病だけではなくて精神病性のうつ病へ効果もあるとされていますが、ドーパミンが不足すると起こる錐体外路症状に注意しなくてはいけません。
ですが抗コリン作用という副作用がないので、比較的服用しやす抗うつ薬ということもできます。
ちなみにまったく副作用がないということではなく、便秘や口が渇いたりといった症状が出ないわけではないです。
副作用が出るのなら医師に相談した方がいいでしょう。
<服用例>
アモキサン 25mg 6錠を3回に分けて服用する。