1980年代にアメリカのファイザー製薬によって開発された、選択的セロトニン再取り込み阻害薬の一つがジェイゾロフトです。
比較的新しいうつ病の薬で、日本でも抗うつ薬として2007年に使用されるようになりました。
適応する症状としては、うつ病だけではなく、PTSDや不安障害、パニック障害等の神経症圏の症状にも適応できるので、その範囲は広いです。
特徴としては、他のSSRIと同様にセロトニンの量を増加させることによってうつ気分や不安感を解消します。
副作用としては、口が渇いたり、めまいがしたり、下痢や眠気が強いなどといった症状が現れる場合があります。
効果が出るまでは1週間ほどはかかります。急に使用を中止すると副作用が出ますので、自分の判断で服薬を中断することは危険です。
なお肝機能に障害がある人や、躁病の人、自殺を企図したこのある人等は服用できません。
<服用例>
うつ病に対して、ジェイゾロフト25mgを1日1錠。
(限度は1日100mgまで)