日曜日

四環系抗うつ薬 テトラミド

テトラミドは四環系の抗うつ薬の一種で、三環系の抗うつ薬と違う点は、脳内のアミンという物質の再吸収阻害作用がないというところです。

テトラミドの作用はノルアドレナリンの増加と、セロトニンの再吸収抑制によりうつ病改善がはかられるという作用です。

適応される症状は、うつ病やうつ状態です。その他にも認知症のせん妄とうい症状にも効果があるといわれています。

ちなみに、就寝前に投与することが多いようです。テトラミド単体で使用されるというよりは、他の抗うつ薬との併用で用いられるケースが多いです。

副作用は、あまりないようですが眠気やだるさといった抗ヒスタミン作用がありますので、最初のころは寝る前に服用することがいいとされています。

<処方例>
うつ病の場合、テトラミド10mgを朝、昼、夕に3錠ずつ。
または、テトラミド10mgを1錠寝る前に服用する。