金曜日

三環系抗うつ薬 スルモンチール

スルモンチールはだいぶ昔に開発された第一世代の三環系抗うつ薬です。

作用としては、ノルアドレナリンとセロトニンの脳内の取り込みを防ぎ、両者の量の減少を抑えることによってうつ病に効果があるとされています。

主にうつ病やうつ状態に使用されます。

スルモンチールはうつ病の中でも特によく眠れない不眠状態が強い時、不安感や焦燥感が多い時に使用される頻度が高い抗うつ薬です。

処方は少量から開始して徐々に量を増やしていきます。効果が出るまでには1カ月というかなりの期間を要するので、効果が出ないといって途中で服用を自分の意思で中止しないことが大事です。

副作用としては口が渇いたり、尿をするのが普段より難しくなったり、便秘などの症状が出る場合があります。

<処方例>
スルモンチール 25mgに対して2錠から6錠を朝と夕に服用。
最大の服用量は200mgから300mgが上限です。